ご両親をドイツに呼ぶ前に。駐在家族が準備しておくと安心な8つのこと

「来年の春、両親がドイツに遊びに来ることになって」。駐在中の方から、こんなご相談をよくいただきます。うれしい半面、仕事は休めない、両親は英語もドイツ語も自信がない、そもそも長いフライトは大丈夫だろうか。考え始めると、心配ごとは尽きません。

この記事では、日本からご家族を迎える前に準備しておくと安心なことを、8つにまとめました。フランクフルトで多くのご家族をお迎えしてきた、私たちKMスタッフの経験からのリストです。

ヨーロッパの港町を眺める年配のご夫婦
ヨーロッパの港町を眺める年配のご夫婦

出発前に準備しておきたいこと

1. 入国の新しい手続きを伝えておく

2025年10月から、ヨーロッパ(シェンゲン圏)では出入国管理システム(EES)が始まり、日本のパスポートでも初回の入国時に顔写真と指紋の登録が必要になりました。慣れない機械の前で戸惑うことも、列が長くなることもあります。「到着してから出口まで、時間がかかることがある」と、事前に伝えておくだけで、ご両親の気持ちはずいぶん楽になります。

また、事前の渡航認証(ETIAS)は導入が延期されていて、2026年中は不要の見込みです。出発が近づいたら、念のため外務省や在日ドイツ大使館の最新情報をご確認ください。

2. 海外旅行保険は「治療費」を手厚く

ドイツの医療費は、保険がないと高額になることがあります。クレジットカード付帯の保険だけで足りるか、補償額と期間を一度確認しておきましょう。

3. 常備薬は、多めに・元の箱のまま

飲み慣れた薬は、滞在日数より少し多めに。箱や説明書があると、万一のときにドイツの薬局や病院で説明しやすくなります。

4. 変換プラグと、少しの現金

ドイツのコンセントはFタイプで、丸いピンが2本のCタイプのプラグが使えます。電圧は230Vです。スマートフォンの充電器はほとんどそのまま使えますが、日本のドライヤーやヘアアイロンは使えないものが多いので要注意です。

もうひとつ忘れがちなのが、ユーロの現金です。ドイツはカード払いが広がってきましたが、観光地の屋台や小さなお店、公衆トイレなどでは、今も現金しか使えないことがあります。

KMスタッフのひとこと

「カードがあるから大丈夫」と思っていたら、観光地のカフェで「現金のみ」の張り紙。ドイツでは、けっこうよくある光景です。ご両親には、10ユーロ札や20ユーロ札を何枚かと、小銭を少し持たせてあげてください。

到着してからのこと

5. スマートフォンは「到着した瞬間」から使えるように

空港で連絡が取れないのが、いちばんの不安です。出発前に海外用のeSIMやローミングを設定しておくと、到着ゲートを出たらすぐにLINEで「着いたよ」が送れます。

6. 日曜日はお店が閉まっています

ドイツでは日曜日、ほとんどのお店やスーパーが休みです。日本の感覚で「日曜に買い物」を予定していると、空振りになってしまいます。開いているのは駅や空港の一部のお店、レストランやカフェなどです。到着が土曜の夜なら、水や朝ごはんを先に用意しておきましょう。

KMスタッフのひとこと

ドイツのスーパーのカートは、1ユーロか2ユーロの硬貨を入れると外れる仕組みです。ところが、小銭がないときでも日本の10円玉で開くことがよくあります(笑)。日本のお財布に入っている10円玉が、ドイツで思わぬ活躍をするかもしれません。カートによっては使えないこともあるので、あくまで「困ったときの裏技」としてどうぞ。

空港の搭乗口から見えるルフトハンザの飛行機
空港の搭乗口から見えるルフトハンザの飛行機

7. 困ったときの連絡先を1枚の紙に

ご自宅の住所(ドイツ語表記)、あなたの携帯番号、緊急通報の112番、宿泊先の名前。スマートフォンの電池が切れたときのために、紙に書いて財布に入れておくと安心です。住所はタクシーの運転手さんにそのまま見せられます。

8. 「ひとりの時間」の過ごし方を決めておく

平日、あなたがお仕事の間、ご両親はどう過ごすか。ここがいちばん悩ましいところかもしれません。近所のカフェで休憩、スーパーで買い物、市内の観光。日本語の付き添いがいれば、行ける場所はぐっと広がります。

KMスタッフのひとこと

ご両親にとっていちばんうれしいのは、観光名所よりも「子どもや孫が暮らしている町を見られたこと」だったりします。ご自宅の近所のパン屋さんやいつものスーパーを、ぜひ旅程に入れてあげてください。

平日の付き添いは、KMにお任せください

KM Japan Deskでは、ドイツにお住まいの方のご家族を、空港のお迎えから帰国の日まで日本語でサポートしています。

  • 空港のお迎え・お見送り:片道€240〜(市内)
  • 市内観光・買い物の同行:3時間€200〜
  • 専用車での日帰り観光の付き添い:€1,090〜(1台・1〜4名)
  • 滞在中まるごとサポート:4泊で€1,500前後〜(お見積り)

ご依頼とお支払いはドイツにお住まいの方から、ユーロ建ての請求書で承ります。お仕事中も、ご家族の様子をこまめにご連絡します。

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写真:@rm_reins、@dannis(Unsplash)

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